SPECIAL ISSUE(1989.8.12発行)
BUCK-TICK CLUB SPECIAL ISSUE
1989年8月12日発行
(マネージャーからのメッセージ。今井寿の出来事、判決、今後のことなど)
(ファンクラブ会員に向けた合同インタビュー)
ーやっぱり、今日は「おひさしぶりです。元気でしたか?」っていう挨拶になっちゃいますね(笑)。
ゆーた「ええ、ほんとに」
アニイ「お久しぶりです。元気でしたか?って、俺たちの方も、ね(笑)」
ー約4か月ぶりになりますけど、まずは近況を教えてください。
アニイ「今日は5人でスタジオに入って、ホントに久しぶりにBUCK-TICKの曲を演ったんですよ」
ー練習?
アツシ「そうです。ホントに久しぶりなんで・・。最初、みんなで緊張っていうか(笑)なんかねぇー、不思議な感覚だったけど、音を出したらホッとした」
ゆーた「肩慣らしっていうのもヘンだけど、ひとりひとりでは楽器を持って家で鳴らしてたけど、5人揃ってせーの!って感じで演るのは久しぶりだから」
ー緊張したんだ
アツシ「(笑)スタジオに入って、じゃあ何を演ろうかってことになって、オレが『JUST ONE MORE KISS』にしようって・・。で、演り始めた時にみんなでアレ!?って・・。」
ーどうして?
アツシ「(笑)あまりに久しぶりだったから、ヘタクソになってた(笑)。自分たちの生の音を久々に聞いたせいもあったんだろうけど、みんなで顔を見合わせてしまったという・・。」
ーでも、やっぱり5人揃って音が出せるっていいもんでしょう。
ゆーた「うん。凄く嬉しかった」
アツシ「こうやってインタビュー受けるのも久しぶりだから・・。なんかね、スタジオで音を出すのも、こうやって取材を受けるのも不思議な感覚なんですよ。新鮮っていうか・・。」
ー私も新鮮でしょうがない(笑)
(メンバー爆笑)
ーで、今日は久しぶりの5人揃っての練習だそうですが、これは何のための練習?
アツシ「余裕を持って、すこしずつ、ちゃんとBUCK-TICKの音や、メンバー間のライヴでの呼吸とか雰囲気に自分たちも慣れようと思って」
ーまだ具体的な予定はたっていないけれど・・
ゆーた「まず、そういった予定を組む前にBUCK-TICKをベストな状態にしておきたいんです。いつ活動が再開してもいいように」
ヒデ「みんなで集まって大きな音を出せるのがこんなに気持ちいいものだなんて、今日すごく感じた。ここに戻ってきたなぁって」
ー現在の心境は?
アニイ「こういう時にこそ、応援してくれる人たちがたくさんいてくれることを、すごく感謝しています」
ヒデ「ブランクはあるけれど、そのぶん栄養を蓄えてはばたきたいなぁ、と。音楽を聴いたり、ビデオを見たり、なんでもこれからのことに結びつくような気がして」
アニイ「落ち着いています。もちろん、これからのことも考えてるけど、あせっても始まらないし・・・」
イマイ「落ち着いてきたら、バンドのこととか、ファンの人たちのこととか・・・ゆっくり考えて。で、やっぱり“これから”のことはいつも頭の中にありました」
ー表立った活動をしていなかった時も楽器には触っていたんでしょう?
アツシ「落ち着いてからは、キーボードやギターが、たまたま家にあったこともあったせいか触っていたけど。歌っていうのは、やっぱり一人じゃ歌えないから・・」
ヒデ「大っきな音では弾けないから、やっぱり少し欲求不満にはなりますね。今日は、スタジオでその分発散していますけど」
アニイ「ドラム・セットがないと、叩けないのがドラマーの辛いところで。この間、ゆーたとふたりでスタジオに入ったんですよ。やおおあり、叩いとかないと思うように叩けなくなってくるから・・・。それが不安だった」
ゆーた「ベースよりギターを弾いていたんですよ。結局、気持ち的に落ち着いてからのことなんだけれど、少しずつ気持ちがラクになってくると、考えるのは“これから”のことばかり。確かに焦る気持ちもあったけど、だんだんと落ち着けるようになって・・・。ちゃんと活動できるまでやっておかなくちゃいけないのは、BUCK-TICKをちゃんとしておくことだと思って。時間の余裕があるんだから、しっかり体制を整えておかなくちゃと思うようになれた」
ーゆーた君は曲を作ったって話も聞いたんだけど
ゆーた「作ったんですけど、ヘンなんですよ(笑)ヤッパリ、難しいと思った。オレには向いてないって・・・」
ーメンバーには聴いてもらったの?
ゆーた「今井さんにだけ」
イマイ「なかなかいい曲でした」
ゆーた「3曲くらい作ったんだけど、その中で一番いいかなっていうのを今井さんに聞いてもらったんだけど・・・。なんか照れますね」
イマイ「ゆーたの曲を初めて聴くわけでしょ?なんか、こっちも自然と顔がゆるんできちゃって(笑)へぇー、ゆーたってこういう曲を作るんだって思った」
ゆーた「ダメでもともとだと思ってた。だって初めてつくるんだもん。それで、ダメもとでも、ファイトは買ってもらおうと思った(笑)」
ーあっちゃんは?
アツシ「本を読んだり、いろんな音楽を聴いたり。これまで時間がなくてできなかったことを、余裕を持ってやっていた。それが、さっきゆーたが言っていたけど“これからのBUCK-TICK”にすべてつながっていくと思って。逆に、今しかできないことをやろうという気持ちでした」
ーヒデ君は曲を作ったの?
ヒデ「作りました。今日、演ったんですよ。実は」
ースゴイ!で、結局何曲作ったの?
ヒデ「4曲。時間があったせいもあったんだろうけど、自分でも作った方だなぁ、と思った」
ーアニイは?
アニイ「オレは曲は作らなかったけど、禁煙しました」
ー禁煙!?
アニイ「今日もホラ、吸っていないでしょ?もう1か月は経つんだけど、体の調子が良くてね。すごくラクになったんです。ドラム叩くのが」
ーイマイ君は?
イマイ「まず最初に、ギターを持てたのが凄く嬉しくて、ずっと弾いていたんですよ。別に曲を作ろうとかじゃなくて、いつも触っていたいっていう感じで・・・」
ー新鮮でしたか?
イマイ「ええ。なんか・・・ひけるとか触れるとか・・・そういうことがとても嬉しかった」
ー曲は作りました?
イマイ「ちゃんと音にしたのは2曲だけど、形になっていないのがいくつかあって・・」
ーまだこれから先の予定としては、ハッキリしていないんですけど、最後にファンのみんなに一言お願いします。
イマイ「いろいろみんなには心配かけてしまったけど、これからを見ていてください。やります!今まで通りに頑張りますから、応援してください」
ゆーた「早くツアーをやりたい、だけど、今はとにかくあせらずにちゃんとみんなの前に出られるように少しずつだけど、BUCK-TICKを始動させてますので、期待しててください。オレたちもその日を心から待っています」
アニイ「意気込みがバリバリ入ってるんで、レコードでも、ライヴでもスゲェもんを作りたいと思ってます。以前の300倍はスゴイやつを作るから、待っていてほしいです」
ヒデ「誕生日にたくさんみんなからプレゼントをもらったのでお礼を言いたい。ありがとうございました。これから、少しずつ身体を慣らしていってみんなの前に出る時は、今まで以上にカッコよくやりたいと思っています」
アツシ「コンサートを早く演りたい。演れなかったところをはじめとして、全国各地を来年は何回でも行きたいと思っています。レコードも、前以上にスゴイものを作りたいし、とにかくBUCK-TICKを早くみんなの前に見せられるように・・・オレたちも今は余裕を持って考えたいと思っています。待っていてください。後、ホントにたくさんの手紙とハガキをありがとう。感謝しています」
(ファンからのイラスト、文通コーナーなど)
BUCK-TICK CLUB SPECIAL ISSUEを読んだ感想
BUCK-TICKファンとして、この時期に存在を知らなかったというのが大きな原因ではあるが、BUCK-TICKが一番ファンを必要として待っていてほしいと言っている時を「あの頃知らなかったんだよね」なのが悔やまれる。しょうがないんだけど。
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